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(n) magazine (of a rifle) =========================== ・ 弾 : [たま] 【名詞】 1. bullet 2. shot 3. shell ・ 弾倉 : [だんそう] (n) magazine (of a rifle) ・ 倉 : [そう] 【名詞】 1. warehouse 2. cellar 3. magazine 4. granary 5. godown 6. depository 7. treasury 8. elevator
弾倉(だんそう、)は、火器の弾薬をあらかじめ装填しておき、発射の際に次弾を供給するための、銃の部品のひとつである。英語の発音をそのまま借りてマガジンとも言う。外付けのもの(脱着式)と、銃に内蔵されているもの(固定式)がある。前者は半自動式拳銃(セミ・オートマチック・ピストル)や自動小銃・軽機関銃に、後者はボルトアクション方式など手動小銃や回転式拳銃(リボルバー)でよく見られる。当然ながら改造してある品や模造品、また、正規品であったとしても"仕様"として極稀にオートマチック式で固定式の物もあれば、回転式で脱着できるものもあるため、一概には言えない。 == 概要 == 銃砲に弾薬を最初に装填する時や、火器が一発の弾薬を発射し終えたあと、弾倉の中の弾薬が自動または手動で薬室に送り込まれる。弾薬は送り板(フォロアー)を底面としてばねの力で押し上げられており、開口部には勝手に飛び出さないように留め金が付けられているか、開口部側面が曲げ加工されている(この「曲げ」をマガジンリップと言う)。いくつかの種類の弾倉は、クリップで簡単に装填することができる。クリップと弾倉は混同されやすいが、別物である(ただし、M1ガーランドなどのエンブロック式クリップは一種の弾倉と考えることができる)。 弾倉にはいくつかの種類があるが、最も一般的なものは脱着式であり、箱形のものが多い。弾は先細りの形状をしているため、20発程度までのものは直線的な形状をしているが、30発以上装填できるものは湾曲していることが多い。これは、バナナの形になぞらえて、「バナナ型弾倉」と呼ばれる。 初期の箱形弾倉は、縦に一列に装填していくものだったが、7-10発しか装填できないものが多かった。そこで、弾倉の幅を拡げ、互い違いに装填していくことで装填数を増やす工夫がなされた。前者を「単列式」または「シングルカラム式」、後者を「複列式」または「ダブルカラム式」という。しかし、日本の陸上自衛隊が新型拳銃を導入する際、ダブルカラム式拳銃の銃把は日本人の手には大きすぎるという理由から、装弾数を犠牲にしてシングルカラム式のSIG SAUER P220が採用されている。しかし、SAT(特殊急襲部隊)やSIT(特殊捜査班)、SST(海上保安庁特殊警備隊)、SBU(海上自衛隊特別警備隊)などはダブルカラム式の拳銃も採用している。なお、近年は日本人の体格も昔に比べ、一段と良くなっているため、ダブルカラム式の自動式拳銃を普通に握れる人は男女問わず多い。 また、シングルカラム式でもデザートイーグルやオートマグIIIのように、マグナム弾やカービン弾など、全長の長い特殊な弾薬を使用するために握りにくい物もあれば、ダブルカラム式でもCz75やブローニングHPなど人間工学を利用したり、射手のことを考慮して手の小さな人でも握りやすくした物もあり、一概には言えない。 ダブルカラム式の箱形弾倉には、開口部が一列に絞り込まれて弾薬を一発ずつ抜き出す「シングル・フィード」方式と、絞り込まれないまま二列の弾薬を交互に抜き出す「ダブル・フィード」方式がある。前者は強度において勝り破損の危険性も少ないが、弾倉内で二列の弾薬が一列に絞り込まれる際に目詰まりが起こって給弾不良を起こす危険性がある。一方後者は目詰まりの危険性は低いが、開口部が大きく開いてしまうため内蔵ばねの劣化によって弾薬が飛び出したり抜け落ちたり、強度において劣る開口部が破損変形して給弾不良を起こす危険性がある。 さらに、箱型弾倉には、スオミ KP/-31短機関銃や短機関銃のように、4列が並んだ「複々列式」も存在する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「弾倉」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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